日商簿記3級の学習範囲

さて、本格的に簿記の勉強を始める前に日商簿記3級の学習範囲を確認しておきましょう。どんな勉強でも概要を把握してからの方が効率が良いですので。

そりゃそうだね。

日商簿記3級は簿記の基礎の基礎と言えます。ということは一番基本的なところしか勉強しなくていいということです。

なるほど。確かに。

で、簿記というのは会社の取引を記録する技術なのですから会社の取引、つまり会社の活動で一番基本的なところを勉強するのが簿記3級というわけです。

ほうほう、会社の活動の一番基本的なとこね。

会社の活動の基本は「商品を仕入れてきて売る」ことです。仕入れたものに利益を上乗せして他の人に売る。簿記3級の学習範囲の大半は、この商品売買に関するものです。

仕入れて売るだけかぁ。なんか簡単そうだね。

そうだね。割と簡単だと思うよ。馴染みのない単語にちょっと戸惑うかもしれないけど、それさえ我慢できればすんなり理解できるんじゃないかな。

日商簿記3級の範囲は商品売買の他には株式とか建物・車とかもあります。建物とかも会社が活動するためには必須のものですね。株式はちょっと本業とははずれるんだけど、本業以外の中では重要な要素です。あとはちょこちょこまとめ的な作業があるだけで、特別難しいことはありません。

というわけで、簿記3級の学習範囲の割合は次のようになります。あくまで私の個人的感想ですが。
日商簿記3級の学習範囲
①売買取引に関するもの(55%)
②建物・車など(5%)
③株式とか(5%)
④帳簿の書き方(10%)
⑤その他(25%)
日商簿記3級の勉強方法

日商簿記3級は市販の教材での独学で十分対応できます。

しかし新しい概念を覚えないといけないので途中でめげてしまうかもしれません。就職活動を有利にするため、会社でもっと活躍するため、会計の専門家になるため、投資の知識をふやすため、等等。
あなたには簿記の勉強を始めようと思った理由があるはずです。それを忘れないのが上手くいく秘訣です。

モチベーションを維持は大事だよね。

勉強していると知らない単語が頻出してやる気が削がれていきます。そんな時は無理せず「ふ~ん」くらいの感じで読み飛ばしてください。変に覚えようと必死になると疲れてしまって、その結果挫折してしまうので、初めは軽い気持ちで取り組んでください。

ふむふむ。

一度で理解することは不可能、というくらいの気持ちの方がいいでしょう。繰り返し学習し時間が経つとなぜか「そういうものなのか」と納得できてしまうものです。
当サイトでは理解しにくいであろう箇所にスポットを当てて説明していますので、教材と併用してご覧いただけると役立つと思います。